技研は、日本唯一の放送技術専門の研究機関として、未来を見据えながら、放送技術の基礎から応用まで幅広く研究開発を進めており、その成果を毎年公開している。
今回の展示は「広がる つながる 夢中にさせる」をテーマに、技研が掲げる『Future Vision 2030-2040』の3つの領域や、直近の課題解決に貢献するメディア技術の紹介が行われた。
開催:2025年5月29日(木)~ 6月1日(日)10:00-17:00
会場:NHK技研
主な展示テーマをレポートする。
□【イマーシブメディア】 その場にいるような世界を体感 □
① 16面湾曲ディスプレイによるイマーシブメディア体験
② 触覚と香りで体感する3次元コンテンツ
③ 近未来のARコミュニケーション
□【ユニバーサルサービス】 いつでも・どこでも・誰にでも □
① ニュース速報の手話CG生成技術
② 誰もが音楽を楽しむための可視化技術
③ Webベース放送メディア
□【フロンティアサイエンス】 基礎研究により未来のメディアを創造 □
① 光線の方向を自在に制御できる光フェーズドアレー
② 自由に変形できるディフォーマブルディスプレイ
③ 高視野撮影を可能にした湾曲イメージセンサー
□【メディアを支える】 メディアの直近の課題解決の貢献 □
① 放送局データを用いた大規模言語モデル
② ニュースメタデータ生成システム
③ 縦型動画自動切出し技術