最近の技術トレンドによく出てくる技術ワードと言えば、生成AI、メタバースそれと量子コンピュータという事になるだろうか。
生成AIについてはその有用性が広く喧伝されたので、実際に使ってみた人も多く、仕組みはともかく内容も含めて知っている人も多い。メタバースについては、単にゲームソフト、CGの進化したモノ程度に誤解している人もいるようだが、これはこれで大変なインパクトのある技術で、そのうちに我々の社会のあり様までも変えてしまいそうな予感を感じさせる分野である。
一方、量子コンピュータと言えば、とてつもない技術であるかのような匂いをさせてはいるが、実態がさっぱり見えてこないのは何故なのか。この辺りの事情を量子コンピュータ1と2に分けてレポートしてみたい。

今回は、量子コンピュータ その1として、「日本における開発体制と現状」について述べる。

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